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おしりの病気
おしりの病気についてひとが立って歩くようになってから人類は痔に悩まされてきました。
虫歯とならんで一番多い病気のひとつです。しかし場所が場所だけになかなか病院にかかりづらいのも事実。
でも、こじらせてから受診しても大きくきらなくてはならなかったり、かえって痛い思いをするかもしれません。
おしりが変だな!って思ったら こわがらずに医療機関を受診しましょう。
まずは自分がどのタイプなのかチェックしてみましょう!~
1。 おしりが でっぱる!痛い!出血した~ なら・・。
いぼ痔 痔核
肛門周囲の静脈瘤が原因で腫脹、出血などを起こします。
静脈の位置から内痔核と外痔核があります。
内痔核 感覚がない内側のいぼ痔で痛みは基本的にありません。
出血や突出をみとめます。排便後の突出がしょっちゅうになり指で戻すようになったら
外科的治療が必要です。軽度の場合は外来で結紮したり、硬化療法で処置します。
全周性に突出したり、外痔核をともなう場合には入院して痔核を剥離結紮する手術をします。
外痔核 外側にある痔で血栓をともなうととても痛みます。外来で局所麻酔で血栓除去することで
楽になることもあります。
2。排便時におしりが痛い! 出血! なら・・。
きれ痔 裂肛
排便時に肛門粘膜が傷つくことを繰り返すことで、痛みや出血が続きます。
外用剤で経過をみることが多いですが、肛門狭窄を来したりするようになってくると
外科的処置で肛門を拡張したり、潰瘍となった皮膚を切除して皮膚移植が必要になることもありまうs。
3。 おしりが腫れてる~ 痛い! なら・・。
あな痔 痔瘻
おしりの穴のちょっと奥に炎症をおこして 膿がたまることを肛門周囲膿瘍といいます。
さらにおしりの皮膚に穴が通じることで痔瘻となります。膿を出し続ける場合には外科的に瘻孔を切除しなくてはいけません。
痔について 以下のサイトにも詳しく状況がのっていますのでご覧下さい。
い~じ~net
北見市広報 12月号より
12月の北見市広報にのった コラムです。便潜血検査について
便に出血が混ざっていた場合にびっくりして病院に行った経験の有る方もいらっしゃると思います。その場合には消化管出血、痔や腸の炎症、大腸癌などの病気を心配しなくてはなりません。
でも一見、便が正常にみえても実は出血が起こっていることもあります。
そこで検診などでは便の潜血検査をして目に見えない消化管出血を探します。
胃腸の内側の壁には感覚がないために病気ができても自覚症状がありません。
だから早期発見のためには便潜血検査をうけましょう。
もし陽性だった場合には消化器科を受診して大腸内視鏡検査をしてもらって下さい。
腸の内側に出血の原因となる病気がないか、痔の様子はどうかをみてもらいましょう。
便鮮血陽性でも痔があるからと検査をうけず、大腸癌の発見が遅れたという実例もあります。
便潜血検査をすることで実際に大腸癌での死亡率が低下していると証明されています。
また便潜血がマイナスの場合にも小さいポリープが潜んでいることもありますし、大腸癌の中で潜血反応のでないものもありますので、一度マイナスだからといって安心せずに定期的に検査を受けることが大切です。
大腸癌は遺伝的要因と食生活などの後天的要因が関連して発生するといわれています。
・ご家族に癌の方がいる場合、
・肉食、乳製品の多い食生活の方、
・ご高齢の方
など危険因子の高いと思われる方はマイナスでも大腸内視鏡検査をうけた方が安心な
ケースもありますので心配な場合には専門医に相談るとよいでしょう。
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